「知らない相撲用語がある!」
「もっと相撲について詳しくなりたい!」
そのように思う人たちのために、今回は「かいなを返す」や「返り入幕」などの「知ってると面白い相撲用語や豆知識」を解説していきます!
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腕(かいな)を返す
「腕(かいな)を返す」とは、相手を寄り切るときに相手の脇に差した自分の腕の肘を手の甲が相手の背中に付く側に返すことを言います
こうすることで、相手の脇が開いて土俵際での逆転の投げなどがされなくなります
相撲中継でもよく、かいなを返していて良い取組だったと言われていることがありますよね
お抱え力士
お抱え力士とは、その昔、日本がまだ藩を設置して統一がされていない時代の大名に召し抱えられていた力士のことを言います
有力な力士は大名から扶持米(今で言う給料)をもらって生計を立てるなど、今の世でいうスポーツ選手とスポンサーの関係だったんです
がぶり寄り
がぶり寄りとは、四つに組んだ状態で相手を寄り切ろうとするときに、自分の腰を上下に動かして相手を浮かせながら寄っていくことを言います

相撲の取組を見ているとよく見られる攻撃方法のひとつですよね
勧進相撲
勧進相撲(かんじんずもう)とは、その昔、神社や寺の建設・修理をする際の資金を集めるために、相撲を披露してそれで得た収益を建設費用に充てるための相撲のことを言います
しかし、時代が進むにつれて勧進相撲の形も変化していきました。室町時代には営利目的のいわゆる「芸能」としての勧進相撲が広まっていき、庶民や将軍のような位の高い人まで楽しむ娯楽となっていきました。
江戸時代には、娯楽としての「相撲」が当たり前となっていき、現在の相撲の原点とも言える形が形成されていきました
閂(かんぬき)
閂(かんぬき)とは、相手のもろ差しの差し手を自分の腕で抱えて極めることを言います

こうすることで、相手は腕の力が入らなくなり土俵の外へ出されます
また、閂をして相手を土俵外に出して勝つ決まり手のことを極め出しと言います
最近では、元:横綱・照ノ富士関が良くしていた印象がありますよね。体の大きな力士が抱え込むように閂をしやすいというのもありますね
可愛がり
相撲における「可愛がり」とは、兄弟子が弟弟子に対して非常に厳しい稽古をして心身を鍛えることを言います
しかし、過去には行き過ぎた稽古が暴力行為として問題視されたこともあるため、最近ではそのような行き過ぎた稽古は厳しく規制されています
返り入幕
「返り入幕」とは、一度幕内に上がって相撲を取っていた力士がケガや不調などの理由で幕内以下に番付を落とした際に再び幕内に戻ってくることを言います
小ネタ
2020年に大関に昇進した「朝乃山関」はコロナ下での規約違反によって、大きく番付を下げることになりました。その後、返り入幕を果たしましたが、次はひざのケガで三段目まで番付を落としました。その後、再び返り入幕を果たし、現在は幕内で活躍しています
このように、何度挫折しても再び幕内に戻ってくる気力は本当にすごいと思います
ごっつぁん
力士がよく言う「ごっつぁん」という言葉は、「ごちそうさま」という意味から、現在では「ありがとう」という意味で使われています
相撲と言えば「ごっつぁんです」のイメージを持っている人も多いんじゃないでしょうか
これより三役
これより三役(役相撲)とは、場所最終日である千秋楽で組まれる最後の3つの取組のことを言います
そこで取組を行う力士は、「三役揃い踏み」として東西3人ずつ土俵に上がって四股を踏みます
なので、番付上は三役でなくてもその場所で良い成績を収めていて、優勝争いに絡んでくる平幕力士なんかもこれより三役の取組で相撲を取ることがあります
そして、これより三役の取組で
- 結びの一番に勝った力士(大関にかなう勝ち力士)には弓が与えられる。しかし、現在では弓取式を行う力士が受け取るので何ももらえません
- 結び前の一番に勝った力士(関脇にかなう勝ち力士)には弓の弦が与えられる
- 結びの二番前の一番に勝った力士(小結にかなう勝ち力士)には矢が与えられる
これには、武家時代の相撲で実際に武士の勲章である弓や矢、刀などが懸賞として与えられていたことが由来しているんです
前褌(まえみつ)
前褌(まえみつ)とは、力士が締める廻しのお腹の前の部分のことを指します

また、前褌(まえみつ)を前廻しとも言います
相撲中継でもよく、前褌を取ったとか言われていますよね
小ネタ
前褌と聞いて思い出すのは、千代の富士関の相撲ですね。千代の富士関の左で前褌を取って右を差して出るという「速攻相撲」は千代の富士関の代名詞ともなり、番付を上げていく上での重要な立ち合いの仕方となっていましたね
これまでにも、Part 1から「大たぶさ」や「ちゃんこ」など、知ってると面白い相撲豆知識や用語について解説しています



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