相撲のルールとは?簡単そうに見えて奥が深い相撲のルール!

さらに詳しく相撲を知る!

「相撲のルールがいまいちわかりきっていない」という人も多いと思います

そこで、今回は相撲のルールについて基礎的なところから禁じ手などの応用まですべて解説していこうと思います

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相撲のルールとは?

基本的な相撲のルール

相撲の勝敗の付き方はとても単純です

  • 足の裏以外の体の部位が相手よりも先に地面につく
  • 相手よりも先に体の部位が土俵の外に出る
  • 禁じ手(反則)の使用

土俵とは?

土俵とは、相撲の取組を行う競技場の役割を担う円形の場のことを指します

土俵は競技場の役割を担うと同時に「神々が宿る聖域」でもあります。そのため、土俵上での所作にはとても神聖な意味が込められています

相撲の取組の流れ

相撲の取組には流れがあります

力水→塵手水→四股→塩をまく→蹲踞→立ち合い

そして、これらの儀式にはすべて意味が込められているため、相撲はただの競技ではなく、神事であるということがわかります

決まり手

相撲の勝敗が付く際にどのような技で勝利したのかを決める技を「決まり手」と言います

決まり手には現在82手あります

基本技: 押し出し、寄り切り、叩き込み など

投げ技: 上手投げ、下手投げ、小手投げ など

掛け技: 内掛け、外掛け など

反り技: 居反り、伝え反り

これらの技のように、相撲の取組にはとても多くの技が使用されます

反則技(禁じ手)

相撲の反則技(禁じ手)

  1. 握りこぶしで殴る(グーパンチをする)
  2. 髷をつかむ
  3. 目やみぞおちなどの急所を突く
  4. 両耳を同時に両方の掌(てのひら)で張る
  5. 前縦褌(まえたてみつ)を掴む、または横から指を入れて引く
  6. のどを掴む
  7. 胸・腹を蹴る
  8. 指をもって折り返す

1つ目は、その名の通り、グーで殴ってはいけないというルール

2つ目は、相手を叩き落とす際などに髷を掴むと反則になるというルールです。これが相撲の取組で1番よく見られる禁じ手だと思います

3つ目は、目やみぞおちなどの急所を故意に狙ってはいけないというルール

4つ目は、相手の両耳を同時に両掌(りょうてのひら)で張ってはいけないというルール

5つ目は、前縦褌を掴んだり、横から指を入れてはいけないというルール

6つ目は、のどを掴んではいけないルールです。しかし、のどを押す「のど輪」はれっきとした相撲技の1つです

7つ目は、胸・腹を蹴ってはいけないというルール

8つ目は、指をもって折り返してはいけないというル

土俵上での儀式について

四股(しこ)

土俵へ上がった後、相手に対して一礼をし、お互いに土俵上で自分の歩いてきた花道の方を向きます

そして「四股」を踏みます

四股は悪霊や悪いものを踏み固めて鎮め、邪気を払って清めるという意味があります

力水(ちからみず)

土俵上で取組を行う力士は「前の取組に勝った力士」か「次の控え力士」から柄杓に水の入った「力水」をもらいます

口に水を含んで「力紙」という紙で口を覆って水を捨て、口を拭きます(たまにそのまま飲む人もいます)

「力水」には、口をゆすいで清めるという意味があります。よく神社でも行う、口をゆすぐ行為と同じ意味を持っています

しかし、この「力水」とこの後に説明する「塩まき」は十両以上の関取同士の取組でしか行われません

塩まき

力水の後は土俵上に塩をまいて清めと自身の安全を祈願します。これを「塩まき」と言います

塩をまく量は力士がそれぞれ決めてよく、たくさんまく人から少ししかまかない人までいます

塵手水(ちりちょうず)

四股のあとは、塵手水を行います

塵手水の所作の順番は以下の通りです

  1. 自分の体の前で手をたたく
  2. 叩いた手をもむ動きをする
  3. 手を開いて上にあげ、手の甲を返す

「塵手水」は、「手に武器を持っておらず、正々堂々と戦う」ということを意味しています

蹲踞(そんきょ)

塵手水が終わったあとは、仕切り線まで移動して再び四股を踏みます

四股が終わると蹲踞(そんきょ)を行い、相手との呼吸を合わせていきます

ちなみに、蹲踞をして相手との呼吸を合わせることを「仕切り」と言います

「蹲踞」はひざを曲げてかかとを拳一つ分あげた体制のことを言います

軍配を返す(ぐんばいをかえす)

現在の大相撲では、取組ごとに制限時間が設けられています。なので、制限時間がいっぱいになると行司は腰を落として正面を向きます。このことを「軍配を返す」と言います

相撲中継などでも「軍配が返りました」と言っているのは、この行司が正面を向きいよいよ立ち合いが始まるという事を表しています

ちなみに、軍配が返る前、つまり制限時間いっぱいになる前に立ち合っても良いですが現在の大相撲ではあまり見られません

制限時間とは?

制限時間とは階級ごとに決められている取組の時間のことで、この時間制限が終了すると「待ったなし」となり、制限時間いっぱいとなります

ちなみに制限時間は、幕内で4分、十両3分、幕下以下2分と決められています

ルール上はこの制限時間よりも前に相手との呼吸が合えば立ち合いをしても良いのですが最近は見られないですね

昭和の取り組みを見ると時間前の立ち合いが多々見られます

小ネタ

有名な話で言うと、第69代横綱の白鵬関が十両時代に同期である第70代横綱の日馬富士関(当時の安馬)との初対戦で時間前に立ち合いをしていました

この2人は同期ということもあり、初対戦が叶うなら時間前に立とうという約束があったようです

立ち合い(たちあい)

軍配が返ったらいよいよ「立ち合い」です

「立ち合い」とは、仕切りを終えた力士同士が、呼吸を合わせて激しくぶつかり合う取り組みの開始の瞬間ことを言います

「立ち合い」は両者の両拳が地面につくと始まるというルールで、「相撲」では立ち合いが全てとも言われるほど勝負を左右する重要な瞬間なんです

また、立ち合いの時に相手との呼吸が合わずに「仕切り」を仕直すこともあります。これは「仕切り直し」と呼ばれていて、両者は蹲踞からもう一度呼吸を合わせていきます

手刀(てがたな)

立ち合いが行われて勝敗が決まった後には、勝ち力士は懸賞をもらえます

そして、懸賞をもらうときに「左・右・真ん中」の順で「手刀」を切ります

手刀を切る意味には諸説はありますが、『古事記』に登場する以下の三神に感謝を示す意味があると言われています

  • : 神産巣日神(かみむすびのかみ)
  • : 高御産巣日神(たかみむすびのかみ)
  • : 天御中主神(あまのみなかぬしのかみ)

また、「心」の字を空中で書いているという説もあります

懸賞をもらったら、土俵に一礼してから

まとめ

相撲の基本的なルールや禁じ手、決まり手について解説しました

相撲を見る際にルールを詳しく知っていると、より相撲観戦が楽しめます

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